2013年12月02日

WEBマーケティングに対する考察

ある経営者と話をしていたとき

「WEBマーケティングはB2Bには効果が無い。いろんな経営者とも話したけど、皆そう言っている。」
と言われました。

そもそも媒体としてWEBは重要。
B2CでもB2Bでも結局その情報を得るのは同じ人間。
「効果が無い」とはどういうことか?

「SFA入れてWEBに来た人をメールでサポートしても効果は上がらない。」
という意見がありました。

どうもWEBマーケティング自体のとらえ方が異なるようです。

そのため「WEBマーケティングとは何か」と自身で考察を試みました。

まずは人の認知プロセスから
AIDMAとか言われますが、これについては持論としてAIDTA(Attention→Interest→Desire→Trust→Action)と置いてみました。
なんでもそうですが、その商品、サービス提供者への信頼がないと買わないだろうということからです。

そして世の中の媒体とそれぞれのプロセスとのかかわりを見てみたわけです。

正直な話「WEBマーケティング」だけを切りだすのがナンセンスではあります。
様々なマーケティングチャネルの1つであるということです。
ですが、インタラクティブにできるのはWEBだけというのも事実。
その意味では、力を入れてやるべきものとは思います。

全体感ですが、インターネットの普及において、「すべての境界を壊してしまった」と私は見ています。

国境はわかりやすいでしょう。国を超えて情報は行きかいます。

インターネット系のシステムではデザイナですらプログラムコードが分からないと仕事ができなくなっています。

システム構築もそう。今までは業務系と情報系は明確に分かれたのですけどね。

このマーケティングも同じです。
企業とユーザをつなぐものはすべてマーケティングに直結します。
HPの制作、サービス、営業手法・・・・全部関係するわけです。

今の時代のコンサルタントはすべてにおいてスペシャリストであることが求められています。

WEBマーケティングに対する考察(無料)」はこちらをどうぞ。




posted by minoru at 15:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 事業戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月08日

新技術を活用した事業戦略の落とし穴・・・

仕事柄、新しい事業アイデアを聞くことも多いです。
新しい技術などを応用した事業アイデアです。
最近ですと、スマホアプリが多いですね。

話を聞いていると、確かにすばらしい。
だが、何かひとつ引っかかる・・・・

それは・・・

皆がそのアプリを持っていなければその世界が実現できないということ。

実はそのアプリを広めることが一番難しいわけです。

これはすべての新規技術系事業に言えること。

一例あげます。
その昔、ある企業はバーコードリーダを使えば、ネットとリアルが融合できると考えました。つまり雑誌にバーコードをつけ、バーコードリーダでなぞればすぐにネット接続できるというアイデア。
これは面白いのですが、すぐに気がつくことがあります。

「バーコードリーダー」をどうするの?
ばらまく?そのコストは誰が???

似たようなのが、パソリとかかな。
確かにあれが標準装備されていたらEC決済はもっと違っていたでしょう。

つまり、「どう広めるのか?」というマーケティングプラン無しではいくらアイデアが良くても、事業として成功させるのは困難であるということです。
その「広まる」まで待てるか?資金に余裕があればできるでしょうが・・・。

単に機能だけではなく、マーケ的視点もサービスに組み込むことが必須としなければならない。
なので、あらゆることに精通している人材を入れない(育てない)と今後のビジネス発展はより難しくなります。(というか、なっています。)

posted by minoru at 11:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 事業戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月09日

WEBの発展

WEBの発展というより、技術の発展の話です。

先日は「インフラを広める」ことについて言及しました。それとも関係する話です。

新しい技術が出てくると、可能性が広がります。
ですが、それが爆発的に発展するのは、

「その技術が当たり前になり、誰もそのことを特に言わない=まるで空気のような存在になったとき」

なのです。

具体的な例をあげてみましょう。

インターネット技術が作られた時の最初の姿は
・アドレスがある。(URL)
・そこにアクセスできる
・そこからデータを取得できる

くらいなものです。
そこにhtmlというものが作られ、ブラウザができたわけです。

つまり、
・相手を指定し、情報を投げて、取得し、表示する
という決めごとができたわけです。

これが一般標準化し、ひろまった結果、WEBサイトができたわけです。

CGIという言語からJAVAScript、Flashなどの動画を動かすための仕組み。
サーバ側、ブラウザ側にいろんな機能が追加され、それが標準になり、皆に広まり、当たり前になった瞬間に
次の段階に急速に進化するわけです。

かつてWEB2.0とかいう言葉がありましたが、それはその進化の1過程にすぎないわけです。

このように様々な技術が生み出され、それが広まり、一般標準化した瞬間にまった違う次元とも言える世界に入るということです。

WEBサービスの歴史は、標準化の歴史といっても過言ではないでしょう。

この考えは別にWEBだけの考え方ではないです。

かつてコンピュータはバラバラなアーキテクチャーの上で動いていました。
各社の互換性など無い時代です。

BIOSを作ることで各ハードウェアの差異をうめることで、標準化されてきました。
でも、それだけでは同じプログラムは違うマシンでは動かない。

OSを入れることで、さらに標準化を進める。
通信プロトコルを標準化することでお互いの通信を可能とする。
APIを標準化することでWEBサービスレベルのやりとりを可能とする。
・・・・

すべて標準化の上になりたっているわけです。

これを押さえていれば、次に何が起きるのかある程度分かってきます。

(この話、話すとかなり長くなるので、途中かなりはしょっています。)






posted by minoru at 21:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 事業戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする