ハックというと「ハッカー」とかぶるので、日本だと「悪」のイメージがありますね。
というわけで、調べてみたのですが・・・・
(おのなどで乱暴にまたは乱雑に)〈ものを〉たたき切る,ぶった切る,切り刻む,めった切りにする
おいおい・・・という感じですが、
[hack one's way で] (森林などを)切り払って進む
こういう使い方もありました。
こちらの方が良いかな?
いろんな困難、問題点を切り払って、進んでいくこと でしょうね。
で、このグロースハック。
サービスをいかに「成長」させるか、工夫をすることのようです。
これ、すごく大事です。
特に、最近のIT系サービスでは、この発想なしでは構築できないとも言えます。
最近の例をあげましょう。
あるCGM系のプロジェクトのお話です。
CGMとはConsumer Generated Media。
消費者が作り上げるメディアのことです。
「教えてgoo」とか「Yahoo!知恵袋」とかがまさにこれですね。
ブログもある意味CGMです。
そのプロジェクトでは、彼らは画期的な仕組みを作ったと言っているわけです。
その情報があればいろんなサイトに組み込んでもらえる。
「うん、ちょっと待って?誰が最初にそのコンテンツ作るの?コンテンツ有りきで話してない?」
そう、機能は良いのですが、そこに情報を提供する人のインセンティブが無いのです。
確かに情報を利用する方にとってはすごく便利な機能が付いています。
「どうしたら利用者が増えるのか、ちゃんとイメージした?」と数ヶ月間言い続けていたのですが、どうも伝わっていない。
そう、まさにこの「成長」のための工夫をすることがグロースハックということのようです。
たとえば・・・
・そこに情報提供すると、ポイントがもらえる。
・良質の情報だと、周りから評価される。
・最初に書くと、よりメリットが得られる。
など、何かそこに「人の気持ちを動かす」仕掛けが必要なわけです。
ただ、人には「価値観」というものがあります。それは単一ではないです。
中には
・「金もらえないなら、やらない」とあからさまに言う人もいます。
・「人が困っているのだから、無償でも良いから教えてあげよう」という人もいるわけです。
答えは「ひとつ」でないことがこのことを難しくしています。
では、どうアプローチするのか?
次回、書いてみますね。