先日は「インフラを広める」ことについて言及しました。それとも関係する話です。
新しい技術が出てくると、可能性が広がります。
ですが、それが爆発的に発展するのは、
「その技術が当たり前になり、誰もそのことを特に言わない=まるで空気のような存在になったとき」
なのです。
具体的な例をあげてみましょう。
インターネット技術が作られた時の最初の姿は
・アドレスがある。(URL)
・そこにアクセスできる
・そこからデータを取得できる
くらいなものです。
そこにhtmlというものが作られ、ブラウザができたわけです。
つまり、
・相手を指定し、情報を投げて、取得し、表示する
という決めごとができたわけです。
これが一般標準化し、ひろまった結果、WEBサイトができたわけです。
CGIという言語からJAVAScript、Flashなどの動画を動かすための仕組み。
サーバ側、ブラウザ側にいろんな機能が追加され、それが標準になり、皆に広まり、当たり前になった瞬間に
次の段階に急速に進化するわけです。
かつてWEB2.0とかいう言葉がありましたが、それはその進化の1過程にすぎないわけです。
このように様々な技術が生み出され、それが広まり、一般標準化した瞬間にまった違う次元とも言える世界に入るということです。
WEBサービスの歴史は、標準化の歴史といっても過言ではないでしょう。
この考えは別にWEBだけの考え方ではないです。
かつてコンピュータはバラバラなアーキテクチャーの上で動いていました。
各社の互換性など無い時代です。
BIOSを作ることで各ハードウェアの差異をうめることで、標準化されてきました。
でも、それだけでは同じプログラムは違うマシンでは動かない。
OSを入れることで、さらに標準化を進める。
通信プロトコルを標準化することでお互いの通信を可能とする。
APIを標準化することでWEBサービスレベルのやりとりを可能とする。
・・・・
すべて標準化の上になりたっているわけです。
これを押さえていれば、次に何が起きるのかある程度分かってきます。
(この話、話すとかなり長くなるので、途中かなりはしょっています。)
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