2013年11月21日

貴方の話伝わっていますか?

会話による情報交換は本来は非常に難しいです。

こんなことがありました。

「この仕組みでコミュニケーションを実施する。」
と先方が言ってきました。

しかし、その指示しているものは単に掲示板的仕組み。

皆の頭の中では
「コミュニケーション=双方向における情報の直接交換」
と思っていたので、皆「????」状態。

掲示板=一方方向通信
と感じたからです。

彼はその瞬間に皆から一斉に疑問の集中砲火。
議事が進行しません。

これは何かおかしい。

で、それをさえぎって、彼に質問しました

「ここでいうコミュニケーションとはどういうことを指しているのか?
掲示板システムではコミュニケーションは生まれないはず。」

彼の説明は、
・情報発信として掲示板に書き込む。
・それを見た人が、それのコメントをその近くに貼りつける。
・これの繰り返しで「コミュニケーション」が図れる。

なるほど。確かにコミュニケーションと言えないこともない。
ただし、ダイレクトコミュニケーションではないが。

これは私があえて議論をストップして確認したから判明した事実。
こんなのは氷山の一角です。

物事を指し示す「言葉」というのは便利ですが、その「定義」があいまいの場合、
大きな勘違いを引き起こすということです。

言葉の使い方を間違えることもありますが、「?」と思ったら確認することが重要。
特にビジネスの世界ならなおさらです。

私は人の話を聞いているときに、常にこのことを意識して聞いています。
普通の人なら聞き流すことに反応します。
「?」と感じるからです。

この作業をしないで議論するとどうなるか?

まったくお互いの言っていることが伝わらず、それこそ一方方向の意見だけが飛び交うことがあります。
両者表現は違うけど同じことを言っている場合でも。

この能力?が身に付いた方法は果たして何か?

「プログラミング」ですね。

きちんとプログラムするためには「定義」が重要。
このプロセスが身にしみているのではないかと思うわけです。





posted by minoru at 18:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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