2014年01月08日

新技術を活用した事業戦略の落とし穴・・・

仕事柄、新しい事業アイデアを聞くことも多いです。
新しい技術などを応用した事業アイデアです。
最近ですと、スマホアプリが多いですね。

話を聞いていると、確かにすばらしい。
だが、何かひとつ引っかかる・・・・

それは・・・

皆がそのアプリを持っていなければその世界が実現できないということ。

実はそのアプリを広めることが一番難しいわけです。

これはすべての新規技術系事業に言えること。

一例あげます。
その昔、ある企業はバーコードリーダを使えば、ネットとリアルが融合できると考えました。つまり雑誌にバーコードをつけ、バーコードリーダでなぞればすぐにネット接続できるというアイデア。
これは面白いのですが、すぐに気がつくことがあります。

「バーコードリーダー」をどうするの?
ばらまく?そのコストは誰が???

似たようなのが、パソリとかかな。
確かにあれが標準装備されていたらEC決済はもっと違っていたでしょう。

つまり、「どう広めるのか?」というマーケティングプラン無しではいくらアイデアが良くても、事業として成功させるのは困難であるということです。
その「広まる」まで待てるか?資金に余裕があればできるでしょうが・・・。

単に機能だけではなく、マーケ的視点もサービスに組み込むことが必須としなければならない。
なので、あらゆることに精通している人材を入れない(育てない)と今後のビジネス発展はより難しくなります。(というか、なっています。)

posted by minoru at 11:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 事業戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月09日

WEBの発展

WEBの発展というより、技術の発展の話です。

先日は「インフラを広める」ことについて言及しました。それとも関係する話です。

新しい技術が出てくると、可能性が広がります。
ですが、それが爆発的に発展するのは、

「その技術が当たり前になり、誰もそのことを特に言わない=まるで空気のような存在になったとき」

なのです。

具体的な例をあげてみましょう。

インターネット技術が作られた時の最初の姿は
・アドレスがある。(URL)
・そこにアクセスできる
・そこからデータを取得できる

くらいなものです。
そこにhtmlというものが作られ、ブラウザができたわけです。

つまり、
・相手を指定し、情報を投げて、取得し、表示する
という決めごとができたわけです。

これが一般標準化し、ひろまった結果、WEBサイトができたわけです。

CGIという言語からJAVAScript、Flashなどの動画を動かすための仕組み。
サーバ側、ブラウザ側にいろんな機能が追加され、それが標準になり、皆に広まり、当たり前になった瞬間に
次の段階に急速に進化するわけです。

かつてWEB2.0とかいう言葉がありましたが、それはその進化の1過程にすぎないわけです。

このように様々な技術が生み出され、それが広まり、一般標準化した瞬間にまった違う次元とも言える世界に入るということです。

WEBサービスの歴史は、標準化の歴史といっても過言ではないでしょう。

この考えは別にWEBだけの考え方ではないです。

かつてコンピュータはバラバラなアーキテクチャーの上で動いていました。
各社の互換性など無い時代です。

BIOSを作ることで各ハードウェアの差異をうめることで、標準化されてきました。
でも、それだけでは同じプログラムは違うマシンでは動かない。

OSを入れることで、さらに標準化を進める。
通信プロトコルを標準化することでお互いの通信を可能とする。
APIを標準化することでWEBサービスレベルのやりとりを可能とする。
・・・・

すべて標準化の上になりたっているわけです。

これを押さえていれば、次に何が起きるのかある程度分かってきます。

(この話、話すとかなり長くなるので、途中かなりはしょっています。)






posted by minoru at 21:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 事業戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月16日

Growth Hack

グロースハックって言葉があるそうです。

ハックというと「ハッカー」とかぶるので、日本だと「悪」のイメージがありますね。

というわけで、調べてみたのですが・・・・

(おのなどで乱暴にまたは乱雑に)〈ものをたたき切るぶった切る切り刻むめった切りにする

おいおい・・・という感じですが、

[hack one's way で] (森林などを)切りって進む
こういう使い方もありました。

こちらの方が良いかな?

いろんな困難、問題点を切り払って、進んでいくこと でしょうね。

で、このグロースハック。
サービスをいかに「成長」させるか、工夫をすることのようです。

これ、すごく大事です。
特に、最近のIT系サービスでは、この発想なしでは構築できないとも言えます。

最近の例をあげましょう。

あるCGM系のプロジェクトのお話です。
CGMとはConsumer Generated Media。
消費者が作り上げるメディアのことです。
「教えてgoo」とか「Yahoo!知恵袋」とかがまさにこれですね。
ブログもある意味CGMです。

そのプロジェクトでは、彼らは画期的な仕組みを作ったと言っているわけです。
その情報があればいろんなサイトに組み込んでもらえる。

「うん、ちょっと待って?誰が最初にそのコンテンツ作るの?コンテンツ有りきで話してない?」

そう、機能は良いのですが、そこに情報を提供する人のインセンティブが無いのです。
確かに情報を利用する方にとってはすごく便利な機能が付いています。

「どうしたら利用者が増えるのか、ちゃんとイメージした?」と数ヶ月間言い続けていたのですが、どうも伝わっていない。

そう、まさにこの「成長」のための工夫をすることがグロースハックということのようです。

たとえば・・・
・そこに情報提供すると、ポイントがもらえる。
・良質の情報だと、周りから評価される。
・最初に書くと、よりメリットが得られる。
など、何かそこに「人の気持ちを動かす」仕掛けが必要なわけです。

ただ、人には「価値観」というものがあります。それは単一ではないです。
中には
・「金もらえないなら、やらない」とあからさまに言う人もいます。
・「人が困っているのだから、無償でも良いから教えてあげよう」という人もいるわけです。
答えは「ひとつ」でないことがこのことを難しくしています。

では、どうアプローチするのか?

次回、書いてみますね。



posted by minoru at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月29日

永遠の0を観てきました

かなり評判が良いとのことなので、観てきました。
家内は原作も読んでいたそう。面白いという話。
夫婦50歳以上だと映画館も安くなります(一人1,000円)

特攻隊でなくなった祖父の足跡をいろんな人の記憶をたよりにつなぎあわせる話ですね。
天才的腕を持つのに、臆病者?とも言われた祖父がなぜ特攻隊でなくなったのか?

以下ネタバレですので、注意です。続きを読む
posted by minoru at 09:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

HTTP406エラー

Wordpressを入れていろいろと作業をしていたら、突然HTTP406エラーで画面が表示されなくなりました。
この原因、トラブル回避方法について備忘録的に書くことにしました。

続きを読む
posted by minoru at 17:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする