先日、某会社の合宿にオブザーバーとして参加してきました。
その時のお題は「現在の部署の位置づけの明確化、それを実行するための施策」という感じでした。
私が見ていたのは、個々人の問題解決アプローチです。
ある意味、その訓練としてこの合宿は催されたと言っても良いです。
当然、いろいろな問題点、課題を列挙します。
そこから「抽象化」が必要なのですが・・・・・。
確かに彼らもどこかで勉強したらしく
「これを抽象化すると・・・・」と言葉では言っているのですが、
昼休みによくよく話をしてみると、理解していないことが判明。
つまり、言葉としては使っているけど、実際何をしたらよいのかわかっていないということでした。
う〜ん、確かにわかりにくいかも。
「抽象画」の話をしてあげました。
たとえばピカソ。
人間や対象物を立体的な要素を抽出すると、ああなるというわけです。
余計なものをそぎ落としたもの。それでいて、そのものをきちんと示す(説明)できるもの。
これが抽象化です。
で、この抽象化にはレベルがあります。
抽象化レベルをあげるとより簡略化された表現になるということ。
たとえば、「人間」は一つのレベルですが、その下には「性別」という区分もあるわけです。
当然「年齢」という見方もありますし、もっともっと行くと「職業」とかそういうところまで至るわけです。
でも、みな「人間」ですよね。
このレベルをどこまで持っていくかも結構センスではあると思います。
「性別」が意味を持たないのであれば、その上のレベルで問題ないということ。
これは結構わかりやすい例ですが、これと同じことを「業務」にあてはめるわけです。
難しいのは、「事象」から抽象化する部分ですね。
事象を同じもの、相反するもの、作用するもの
というように分けてみる。
ここがスタートポイントです。