価値観と言っても良いですね。企業として存在する理由です。
で、これですが、作るのは必須だとしてももっと重要なのが、社員に浸透させることです。
組織が小さい時は、お互いこの理念は無意識に浸透しています。
「世の中を変えていこう!」という気持ちがあるので、休日出勤すらいとわず働けるわけです。
ですが、徐々に規模が大きくなり、新しい社員も入ってくる・・・
こうなり始めた時から、組織内の考え方に亀裂が・・・
こういう経験ありませんか?
自分たちが頑張っているのに、部下たちはついてこない。
いちいち指示しないと動けない。自分で判断できない。
彼らが怠け者だから?
いえ、そうではないケースが多いです。
そう、「理念」を共有していないからこうなるわけです。
「理念」とはある意味「憲法」みたいなものと言えると思います。
行動規範と言っても良いでしょうね。
これがきっちりしていれば、語らなくても社員は自分で動きます。
「理念」がないとどうなるか?
金儲けだけに走る連中が出てきたりします。顧客を傷つけでも。
「ミッション」「ビジョン」も大事ですね。
「我々はなんのためにこれをやっているのか?」
「どうあるべきか?」
ということです。
これが浸透していれば、社員は能動的に動き出します。
休日返上してでも働きます。
そりゃそうです。ゴールは「お金」だけではないからです。
ミッションを達成することが、自身の喜びでもあるからです。
みな、好きなことは浸食忘れてもやりますよね?まさにそれです。
これは無理強いすることではないです。
「理念」「ミッション」「ビジョン」に共感してもらい、共感してくれる人だけが参加すれば良いからです。
そうやってできた組織はすごく強いです。
それこそ1+1が3にも4にもなることがあります。
そして、結束力も強いです。
「金の切れ目が縁の切れ目」なんてことも起きにくい。
「理念」「ミッション」「ビジョン」
よく語らえることは多いですが、お題目程度になっている企業も多いです。
こちらの方が多いかな?
ですが、先日これがきちんとできている会社に出会いました。
まず最初に気がつくのが、社員がすごく元気だということです。
目がキラキラしています。
実際、働きやすい会社として賞ももらっていたりします。
さらに加えるのであれば
USP(Unique Sales Proposition)=私たちが選ばれる理由ですね。
これを加えると、差別化戦略の原動力になります。
つまり売上向上の原動力ということです。