2023年07月05日

ゲームプログラマーへの道 その21 FinalZoneがくそゲーと言われるわけ(笑)

めちゃくちゃ久しぶりです。プログラマ時代の回顧録

うれしいことにFinalZone、Youtubeとかで未だにアップされていたりします。
ですが、たいてい「くそゲー」「フォーメーションプレーが売りなのに、一人でないと攻略できない。」
というコメントがあります。その理由についてお答えします。

このゲーム、メインのゲーム部分はA君、私はそれ以外の全演出でした。
メインゲームですが、実は3重画面スクロールしているんですね。
これ、実はめちゃくちゃすごいことなんです。

今では、スプライシング機能があり、ハードで処理してくれますが、
当時はそんなものありません。

なので、3重にやろうとすると、
1)一番背景画面を取得する。
2)そこにキャラを切り抜いた黒い部分(影とします)を合成する。
3)そこにキャラを合成する。
4)上に被る背景の「影」と合成する。
5)上に被る背景と合成する。
という作業となるわけです。
1)の前に前のキャラの動きがあるので、それを「消す」という処理もあります。

これをすべてのキャラ(当然弾丸)に対して行うわけです。
さらに高速化が要求される。「普通の教科書的なプログラム」では絶対不可能。
正直、超絶技巧です。

と、この部分で相当悩まされたのは事実。

これに付け加え、フォーメーションプレー
この動きもあるわけです。

通常、マップ判定で何か障害物があればそれ以上進めなくするのですが、
それが「裏目」に出てしまったというわけ。
メンバーが引っ掛かってしまうのですね。

ちょこっとであればごまかせますが、
横に長い障害物に引っ掛かると最悪です。

これをきちんと回避するには、あらかじめメインキャラの動きを考えながら、
回避ルートをとらないとだめです。

このアルゴリズムが難しい。
ぶつかってから、横に移動するとなると、全体が止まってしまいます。

実際の戦闘はどうか?
当然、障害物をうまく使い、弾丸をよけながら進むわけですね。
なので、単純に障害物にあたって横に動くような処理だと、
「隠れていれば良いものを、無残に敵前に飛び出す行為」となっちゃうわけです。

要は、メインキャラの動きを見ながら、メンバーを動かすのが正解。
例えば、メインキャラが隠れていたら、当然隠れる。
突撃していれば、一緒に突撃する。

このアルゴリズム難しいですね。
(今、頭の中では、解決方法同時に考えています。
 今ならできそうな気がする・・・・)

フォーメーションプレーのアイデアは良かったのですが、思わぬところに落とし穴があったわけです。

要は、早い話、設定は素晴らしかったけど、実装で躓いた、ということ。

さらに当然締め切りがありますが、妥協が必要です。

私はメインルーチンをいじっていなかったので、横で見ているしかありませんでした。
時間はあるので、その分演出でできることは全部やったというわけです。

この部分が解決できていたら、もっと素晴らしいゲームになったでしょう。
時間があればできたとは思います。

あと、物資補給がマップに出ないとのコメントありましたが、
これは、「自分で探せ!」という意図があった記憶があります。
宝探し的な要素を入れて・・・だったかな?

また、このゲームですが、当然メンバー死にます。
するとストーリーが変わります。
何種類かのシナリオを組み込んだ記憶があります。

RPG的要素も入れようよ!というアイデアもありました。
(まだ当時、RPGはそう無かった時代です。)

早い話、アイデアはすごかったが、時間の関係で十分な調整ができなかった・・・・
というのが理由かと(苦笑)

なにしろ、3〜4人での作業ですから、当時は。




























posted by minoru at 09:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゲームプログラマー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Facebookに移行しています。

こちらも時折書きますが、最近はもっぱらFacebookです。
リンクを貼っておきますので、ご興味のある方はどうぞ


posted by minoru at 09:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月18日

最近おさぼり

忙しさにかまけて、こちらをおさぼりしていました。

最近、人に会うことも多いのですが、自分自身をアピールすることの難しさを感じています。
というのも、あまりにもいろんなことをやり過ぎるのが逆効果ではないか?ということです。
スーパー・ジェネラリストを地でやっている感じ。
その意味では必要な人材なのですが、逆にわかりにくさも生じています。



posted by minoru at 08:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月04日

成長する組織の問題?

最近思うのが、成長しつつある企業での業務の滞りが多くなること。

今まではなんとかうまく行っていたのに、規模が増えるにつれて急に効率が落ちる。
これよくあるケースです。

原因何かご存知でしょうか?

実は、役割分担が曖昧なんですね。

5人程度のチームでは明確に役割分担を決めなくても、なんとか回ります。
これはコミュニケーションパスが10個くらいだからです。
(一人が4人と話す。それが5人分。これで20。相互だからその半分=10)

ではこれが10人になるとどうなるかというと、45になります。
人数は倍ですが、コミュニケーションパスは4.5倍になるわけです。

業務を回すために単純に人員を増加するとこうなるわけです。

これは体感している人は多いと思います。
「4〜5人のチームだと、阿吽の呼吸でできるんだよね」

人数を増やすと、そのコミュニケーションパスを明確にしないと混乱するということです。

実はこれ、システム設計とまったく同じなわけです。






posted by minoru at 20:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月01日

キラリナに行ってきました

実家に行ったついでに、吉祥寺のキラリナに行ってきました。

ここはもともとターミナルエコーという駅ビルがあったんですね。
幻?の駅ビルと言われていたところです。

当時ロンロンはすごく賑やかだったのですが、このターミナルエコーは閑散。
最後の方は本屋だけ残っていたりしました。

その後、ユザワヤになったりしましたが、
ここが完全改装されてキラリナになったわけです。

まず駐車場。

吉祥寺の渋滞は有名。駐車場も結構いっぱいなのですが、ここキラリナはまだ知る人も少ないのか、駐車場は余裕ではいれました。

しかも1台ずつの横幅が結構有ります。
これならトラブルも少なそうで、安心です。

ただ、エレベータが遅いですね・・・・。
なかなか来ない。

これですが、階段で登ったほうが早いです。

中は人が結構きていました。
とはいえ、ほとんど女性ですが・・・(苦笑)

目的の姪っ子が働いているところでランチ。
彼女の料理は美味しかったです。

ま、料理教室の先生である母親が言っていたので間違いはないでしょう!

キラリナはターミナルエコーの時代に比べれば圧倒的にアクセスが良くなっています。
やはり「導線」がすごく重要なのでしょうね。







posted by minoru at 21:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月02日

なんと亡くなっていたとは・・・

ネット時代になれば多分直面するだろうな・・・って思っていた事態が起きました。

Facebook経由で知り合った方。
そこまで親密ではなかったのですが、実際にお会いしたことは有ります。

そうしたら昨日友人から電話があり
「あのさ、Iさん亡くなったんだって」

つい先日お会いした時は元気でした。新しい事業をやろうという意気込みも話されていました。
そういえば、最近Facebookで「イイね」つけてこないなとは感じていました。

よく見ると最後のFacebookの更新は5月です。
どうもそのわずか数日後に亡くなったようです。

一人で生活されていた方なので、こちらからは親族の方もご存じないのでまったく知らなかったというわけです。
これだと、仮にこちらから連絡しても返事がない状態だったとは思います。

結局病気なのか事故なのかも分からず。

ネットでつながっているという安心感からこういうことが起きるのだな・・・と実感しました。

ご冥福をお祈りいたします。





posted by minoru at 08:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月29日

HTTP406エラー

Wordpressを入れていろいろと作業をしていたら、突然HTTP406エラーで画面が表示されなくなりました。
この原因、トラブル回避方法について備忘録的に書くことにしました。

続きを読む
posted by minoru at 17:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | IT関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

永遠の0を観てきました

かなり評判が良いとのことなので、観てきました。
家内は原作も読んでいたそう。面白いという話。
夫婦50歳以上だと映画館も安くなります(一人1,000円)

特攻隊でなくなった祖父の足跡をいろんな人の記憶をたよりにつなぎあわせる話ですね。
天才的腕を持つのに、臆病者?とも言われた祖父がなぜ特攻隊でなくなったのか?

以下ネタバレですので、注意です。続きを読む
posted by minoru at 09:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月16日

Growth Hack

グロースハックって言葉があるそうです。

ハックというと「ハッカー」とかぶるので、日本だと「悪」のイメージがありますね。

というわけで、調べてみたのですが・・・・

(おのなどで乱暴にまたは乱雑に)〈ものをたたき切るぶった切る切り刻むめった切りにする

おいおい・・・という感じですが、

[hack one's way で] (森林などを)切りって進む
こういう使い方もありました。

こちらの方が良いかな?

いろんな困難、問題点を切り払って、進んでいくこと でしょうね。

で、このグロースハック。
サービスをいかに「成長」させるか、工夫をすることのようです。

これ、すごく大事です。
特に、最近のIT系サービスでは、この発想なしでは構築できないとも言えます。

最近の例をあげましょう。

あるCGM系のプロジェクトのお話です。
CGMとはConsumer Generated Media。
消費者が作り上げるメディアのことです。
「教えてgoo」とか「Yahoo!知恵袋」とかがまさにこれですね。
ブログもある意味CGMです。

そのプロジェクトでは、彼らは画期的な仕組みを作ったと言っているわけです。
その情報があればいろんなサイトに組み込んでもらえる。

「うん、ちょっと待って?誰が最初にそのコンテンツ作るの?コンテンツ有りきで話してない?」

そう、機能は良いのですが、そこに情報を提供する人のインセンティブが無いのです。
確かに情報を利用する方にとってはすごく便利な機能が付いています。

「どうしたら利用者が増えるのか、ちゃんとイメージした?」と数ヶ月間言い続けていたのですが、どうも伝わっていない。

そう、まさにこの「成長」のための工夫をすることがグロースハックということのようです。

たとえば・・・
・そこに情報提供すると、ポイントがもらえる。
・良質の情報だと、周りから評価される。
・最初に書くと、よりメリットが得られる。
など、何かそこに「人の気持ちを動かす」仕掛けが必要なわけです。

ただ、人には「価値観」というものがあります。それは単一ではないです。
中には
・「金もらえないなら、やらない」とあからさまに言う人もいます。
・「人が困っているのだから、無償でも良いから教えてあげよう」という人もいるわけです。
答えは「ひとつ」でないことがこのことを難しくしています。

では、どうアプローチするのか?

次回、書いてみますね。



posted by minoru at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月09日

WEBの発展

WEBの発展というより、技術の発展の話です。

先日は「インフラを広める」ことについて言及しました。それとも関係する話です。

新しい技術が出てくると、可能性が広がります。
ですが、それが爆発的に発展するのは、

「その技術が当たり前になり、誰もそのことを特に言わない=まるで空気のような存在になったとき」

なのです。

具体的な例をあげてみましょう。

インターネット技術が作られた時の最初の姿は
・アドレスがある。(URL)
・そこにアクセスできる
・そこからデータを取得できる

くらいなものです。
そこにhtmlというものが作られ、ブラウザができたわけです。

つまり、
・相手を指定し、情報を投げて、取得し、表示する
という決めごとができたわけです。

これが一般標準化し、ひろまった結果、WEBサイトができたわけです。

CGIという言語からJAVAScript、Flashなどの動画を動かすための仕組み。
サーバ側、ブラウザ側にいろんな機能が追加され、それが標準になり、皆に広まり、当たり前になった瞬間に
次の段階に急速に進化するわけです。

かつてWEB2.0とかいう言葉がありましたが、それはその進化の1過程にすぎないわけです。

このように様々な技術が生み出され、それが広まり、一般標準化した瞬間にまった違う次元とも言える世界に入るということです。

WEBサービスの歴史は、標準化の歴史といっても過言ではないでしょう。

この考えは別にWEBだけの考え方ではないです。

かつてコンピュータはバラバラなアーキテクチャーの上で動いていました。
各社の互換性など無い時代です。

BIOSを作ることで各ハードウェアの差異をうめることで、標準化されてきました。
でも、それだけでは同じプログラムは違うマシンでは動かない。

OSを入れることで、さらに標準化を進める。
通信プロトコルを標準化することでお互いの通信を可能とする。
APIを標準化することでWEBサービスレベルのやりとりを可能とする。
・・・・

すべて標準化の上になりたっているわけです。

これを押さえていれば、次に何が起きるのかある程度分かってきます。

(この話、話すとかなり長くなるので、途中かなりはしょっています。)






posted by minoru at 21:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 事業戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月08日

新技術を活用した事業戦略の落とし穴・・・

仕事柄、新しい事業アイデアを聞くことも多いです。
新しい技術などを応用した事業アイデアです。
最近ですと、スマホアプリが多いですね。

話を聞いていると、確かにすばらしい。
だが、何かひとつ引っかかる・・・・

それは・・・

皆がそのアプリを持っていなければその世界が実現できないということ。

実はそのアプリを広めることが一番難しいわけです。

これはすべての新規技術系事業に言えること。

一例あげます。
その昔、ある企業はバーコードリーダを使えば、ネットとリアルが融合できると考えました。つまり雑誌にバーコードをつけ、バーコードリーダでなぞればすぐにネット接続できるというアイデア。
これは面白いのですが、すぐに気がつくことがあります。

「バーコードリーダー」をどうするの?
ばらまく?そのコストは誰が???

似たようなのが、パソリとかかな。
確かにあれが標準装備されていたらEC決済はもっと違っていたでしょう。

つまり、「どう広めるのか?」というマーケティングプラン無しではいくらアイデアが良くても、事業として成功させるのは困難であるということです。
その「広まる」まで待てるか?資金に余裕があればできるでしょうが・・・。

単に機能だけではなく、マーケ的視点もサービスに組み込むことが必須としなければならない。
なので、あらゆることに精通している人材を入れない(育てない)と今後のビジネス発展はより難しくなります。(というか、なっています。)

posted by minoru at 11:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 事業戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月02日

WEBマーケティングに対する考察

ある経営者と話をしていたとき

「WEBマーケティングはB2Bには効果が無い。いろんな経営者とも話したけど、皆そう言っている。」
と言われました。

そもそも媒体としてWEBは重要。
B2CでもB2Bでも結局その情報を得るのは同じ人間。
「効果が無い」とはどういうことか?

「SFA入れてWEBに来た人をメールでサポートしても効果は上がらない。」
という意見がありました。

どうもWEBマーケティング自体のとらえ方が異なるようです。

そのため「WEBマーケティングとは何か」と自身で考察を試みました。

まずは人の認知プロセスから
AIDMAとか言われますが、これについては持論としてAIDTA(Attention→Interest→Desire→Trust→Action)と置いてみました。
なんでもそうですが、その商品、サービス提供者への信頼がないと買わないだろうということからです。

そして世の中の媒体とそれぞれのプロセスとのかかわりを見てみたわけです。

正直な話「WEBマーケティング」だけを切りだすのがナンセンスではあります。
様々なマーケティングチャネルの1つであるということです。
ですが、インタラクティブにできるのはWEBだけというのも事実。
その意味では、力を入れてやるべきものとは思います。

全体感ですが、インターネットの普及において、「すべての境界を壊してしまった」と私は見ています。

国境はわかりやすいでしょう。国を超えて情報は行きかいます。

インターネット系のシステムではデザイナですらプログラムコードが分からないと仕事ができなくなっています。

システム構築もそう。今までは業務系と情報系は明確に分かれたのですけどね。

このマーケティングも同じです。
企業とユーザをつなぐものはすべてマーケティングに直結します。
HPの制作、サービス、営業手法・・・・全部関係するわけです。

今の時代のコンサルタントはすべてにおいてスペシャリストであることが求められています。

WEBマーケティングに対する考察(無料)」はこちらをどうぞ。




posted by minoru at 15:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 事業戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月21日

貴方の話伝わっていますか?

会話による情報交換は本来は非常に難しいです。

こんなことがありました。

「この仕組みでコミュニケーションを実施する。」
と先方が言ってきました。

しかし、その指示しているものは単に掲示板的仕組み。

皆の頭の中では
「コミュニケーション=双方向における情報の直接交換」
と思っていたので、皆「????」状態。

掲示板=一方方向通信
と感じたからです。

彼はその瞬間に皆から一斉に疑問の集中砲火。
議事が進行しません。

これは何かおかしい。

で、それをさえぎって、彼に質問しました

「ここでいうコミュニケーションとはどういうことを指しているのか?
掲示板システムではコミュニケーションは生まれないはず。」

彼の説明は、
・情報発信として掲示板に書き込む。
・それを見た人が、それのコメントをその近くに貼りつける。
・これの繰り返しで「コミュニケーション」が図れる。

なるほど。確かにコミュニケーションと言えないこともない。
ただし、ダイレクトコミュニケーションではないが。

これは私があえて議論をストップして確認したから判明した事実。
こんなのは氷山の一角です。

物事を指し示す「言葉」というのは便利ですが、その「定義」があいまいの場合、
大きな勘違いを引き起こすということです。

言葉の使い方を間違えることもありますが、「?」と思ったら確認することが重要。
特にビジネスの世界ならなおさらです。

私は人の話を聞いているときに、常にこのことを意識して聞いています。
普通の人なら聞き流すことに反応します。
「?」と感じるからです。

この作業をしないで議論するとどうなるか?

まったくお互いの言っていることが伝わらず、それこそ一方方向の意見だけが飛び交うことがあります。
両者表現は違うけど同じことを言っている場合でも。

この能力?が身に付いた方法は果たして何か?

「プログラミング」ですね。

きちんとプログラムするためには「定義」が重要。
このプロセスが身にしみているのではないかと思うわけです。






posted by minoru at 18:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月31日

銀行問題を考えてみる・・・

半沢直樹を見て思ったこと。

確かに銀行は「雨の日に傘をとりあげ、晴れの日に傘を差しだす。」と言われています。
つまり、必要な時に融資を引き揚げるけど、必要のないときに過剰融資するというようなもの。

また、失敗を人に押し付ける、あるいは責任回避能力が高い。

個人的な感想でもありますが、銀行出身者には確かに、こういう能力の長けた人が多いのも事実。

これと関係すると思うのですが、表の顔と本心が相当異なることもおおいです。
口元は笑っているけど、目は笑ってない。

なぜこういうことが起きるのでしょう?
と、考えてみました。

で、結論。

「減点主義方式による査定方法に諸悪の根源がある。」

つまり、ちょっと危ない会社だとしたら、支援するのではなく融資を引き揚げる方が安全ということ。
かといって融資しないと銀行業務としては成り立ちませんので、
収益の安定している会社に融資する。

結果、雨の降っているときに傘を取り上げ、晴れの日に傘を出す、ということが起きるのでしょうね。

また、減点主義ということは、一切減点されないことが重要。
いかにチャレンジするかなんて考えるわけもない。
失敗の責任はいかに相手に押し付けるか常に考えている。
そのため、人の一挙一刀足ばかりを気にしている。
にこにこすることで人あたりを良くしておいた方が得策・・・・

となるのでしょうね。

こういう問題はルールを変えてしまえば自動的に解消します。
減点主義と加点主義のバランスで評価する。
特に、顧客からの評価を重視する。
などなど。

とかくルールは人の行動規範を変えるくらいの力があります。
人は、自動的に最適化しようと動くからです。
自ら進んで損しよう、つらい思いをしよう、、と思う人はあまりいないからです。
(たまにいます。その方が正しいことだと信じている場合。理念に従う人の場合です。自分が損しても・・・ということ。)


そういえば、その対極にいた人が過去にいました。

その人は、意思決定時に必ず誰かを帯同させてきました。

で、必ず「お前は、この件どう思う?」とやるわけです。
うまくいけば自分の手柄。
もし、失敗したら「お前があの時、余計なことを言ったから俺は意思決定を誤った。どうしてくれる!」
とやるわけです。

また、何か問題があるたびに
「俺は聞いていない!」(苦笑)

結構組織で残るタイプの人はこういう人が多いようですね。

posted by minoru at 22:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月25日

ブランドとは・・・

企業ブランド、個人ブランド・・・。
ブランドと語られているか、そもそもブランドとは何でしょうか?

私の考えでは、ブランドとは「情動メモリ」だと思うわけです。

なぜ?

そのブランドに接しているときにどう考えますか?
きっと、そのブランドに接していた時の自分の感情、情動に連携しているはずです。

心地よい記憶。
楽しい記憶。
快適な記憶。

これってUSP(Unique Sales Proposition)を設定するときも同じなわけです。
つまり、消費者、利用者の情動に訴えられるだけの強烈なイメージ。

これがブランディング作業。

単なるイメージ戦略ではないわけです。その奥にある本当の意味を押さえていなければいけません。
でないと、単に上っ面だけの話。

このサービスを提供したときの消費者の情動は一体何か?
ここまで深堀して初めてブランディングができるということです。

単に数字を追い求め、利益追求しか考えない人間には到底理解できないでしょうね(笑)


posted by minoru at 18:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月22日

ポイントはそこじゃないです・・・

仕事上の話。

「ここの部分説明はより具体性を増すため、市場調査データなどを入れた方がいいな。」
というコメントに対し、
「これは新規事業ですから統計データはありません。」
という返事。
よくありませんか?

これは手段を目的化してしまったための回答。

本来の目的は「より具体性を増したい。」なんですね。
要は報告の際に、こちらがいかにきちんと物事しらべて進めているかをアピールしたいというのが本来の目的。
その一つの例として「市場データ」を取り上げたにすぎないわけです。

なんか前の会社でもありました。
「IT技術の応用を考えるために、Twitterをやるように!」と言うお達し。
で、
「さっそくアカウントとってはじめました!つぶやいています!」とアピールした人。

ポイントはそこじゃないです。
あくまでもIT技術のビジネスへの応用が目的。Twitterは手段。
まぁ、アカウントとるのは必要条件ではありますが・・・・。

真の意味を伝えられないから、「比喩表現」を使う。
「(たとえば)○○してみる。」
でも、真の目的はそこにないことが多いんですね。

結構気が付いていない人多いです。



posted by minoru at 23:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月17日

「知っている」と「理解している」の違い

表面上わかったつもりでいるのが「知っている」
理由も含めてわかっているのが「理解している」

知っているだけの人は、環境が変わったら対応できません。
なぜなら、それぞれの事象の相互作用を理解していないから。
つまり、応用力が無いということですね。
単なる記憶です。

理由、事象の相互作用を理解しているのであれば、環境が変わってもおのずと答えを導き出せます。

KnowledgeとIntelligenceの違いといった方が良いかもしれませんね。

わかりやすい例でご説明しましょう。

たとえば歴史。
年号を覚えるのは「記憶」であり、Knowledge。

でも、歴史上の事象の前後関係、因果関係をきちんとおさえているのは「理解」です。Intelligenceですね。
単に歴史上の年号を順番に並べているだけでは、本質をつかんでいないということ。


もう一つ行きましょう。
「地理」

コンビナートが鹿島にあるのを知っているのは「記憶」であり、Knowledge。

では、なぜ「鹿島」にあることを語れる人は「理解」していてIntelligence。
鹿島にある理由があるはずですね。
地形かもしれないし、都心からの距離、工場の場所・・・利便性。いろいろあると思います。

こうしてみるとわかると思うのですが、
日本の教育はことごとく「記憶」です。

Intelligenceであれ。常に自分に言い聞かせています。
それが本質力につながるわけです。




posted by minoru at 11:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジェネラリストでありスペシャリストであること

今までのコンサルタント、アドバイザ業務というのは、その道に精通していた方がやってきていたと思います。
つまり、経験がものを言う世界。
その道のスペシャリスト。

でも、言い換えると、専門分野外では・・・・?となってしまいます。

前々から、インターネットが今までの「境界」を破壊したとお伝えしてきています。

そうなると、ある意味すべての業種においてスペシャリストであることが求められてきているわけです。

ITだけわかっていたのではダメです。
当然事業全体がわからなければダメ。

その事業においてどのようなIT戦略を立てる必要があるか。
その時、業務系システムだけではなく、顧客を引き付けるための情報系システム戦略も必要となる。

となれば、当然HPのあり方、情報発信のあり方まで関係してきます。

顧客獲得を考えるのであれば、これはもう営業戦略です。

そしてその中の人間系システムをどう活用するのか?
となれば、人材教育が必要となってくる・・・

とすべての領域に関してスペシャリストである必要が出てきているのが今の世の中であるわけです。

これが実際私が目指しているものです。

あらゆる事象に興味を持ち、かつ深堀し、理解を深める。
これが私の基本姿勢でもあります。


posted by minoru at 11:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月13日

iPhone、3社比較

とある通信関係の方からの情報。

DocomoもとうとうiPhoneを出したわけですが、3社比較するとその内容は大きく違うようです。

まず全然つながらないのが**。これは相当クレームものだそうです。

で、残る2社ですが・・・

単に電話のつながりやすさであれば、800MHzを宣伝しているあの会社。
でも、そこの最大の問題は、電話をかけながらアプリでネット操作できないところだそうです。
たとえば、スマホでスケジュールを確認しながら電話することができない・・・というもの。

実はこの機能自体を使いこなしている人も少ないとか。
これをやるには、ハンズフリーで電話する必要があります。

まぁ、考えてみれば当たり前ですね。(苦笑)

で、残る1社はまさにこの使い方ができるというそうな。
ちなみに私のはここのです。

同じiPhoneでも随分と違うのですね。
posted by minoru at 22:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月11日

SQUARE試してみました!

うちにも届いていたSQUARE。クレジットカード決済の仕組みです。

まだ試したことなかったので、やってみました。

マイクロフォンジャックにカード読み取り機をつけ、アプリを起動!

金額を入力し、決済へ。
クレジットカードのスワイプ指示がでますので、スワイプ。

最初はゆっくりやったらエラー。さっとやるのがコツみたい。

で、しばらくチェックしていて・・・・
次にサインを要求されます。

で、サインしたら終わり!

あっけないほどの手順。

その後、レシートがほしければ、SMSかメールでの送信指定をします。
すると買い手にレシート情報が届きます。

売り手にも決済のお知らせメールが来ます。
「確認」ボタンを押すと、SQUAREのサイトへ。

ここで先程の決済内容とサインの画像情報を見ることができます。

どうやら三井住友銀行、みずほ銀行の場合は翌日に振り込み。
他の銀行であれば1週間ごとの振り込みで入金されるようです。

で、このテストですが、自分のクレジットカードで実行。
ってことは、キャッシュ化が可能ということ????
posted by minoru at 01:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする